舞鶴市の上羽たたみ店です♪(舞鶴の畳屋上羽畳店) 第17回加古川マラソン


第20回和歌山城〜高野山往復ウルトラマラソン

2006年10月15日第20回和歌山城〜高野山往復ウルトラマラソンが行われました。

10月14日は子供の通っている小学校のバザーが行われました。
会場は小学校の体育館、でその体育館の入り口で学年ごとに模擬店が開かれました。
今年は学年委員になっているのでバザーの準備や模擬店の準備or店員さんをしなければいけませんでした。
が、そんなことをしていては寝る暇が出来ないので今回のバザー関係は嫁にすべて任せることにしました。
14日のお昼の12時にバザーを少し早めに帰らせてもらった嫁が家に帰ってきました。
さあ和歌山に向けて出発です!
和歌山は嫁の実家がありスタート地点の和歌山城まではすぐ近くなのです、それで前日は泊まらせてもらうことにしました。

舞鶴若狭道、中国道、近畿自動車道、阪和道を経て和歌山の嫁の実家に到着したのは夕方になっていました。
受付はすでに嫁のお姉さんに済ませてもらっていたので到着後は嫁の実家でのんびりさせてもらいました。
夕食前にゼッケンを付けたり持って走る地図やお金ドリンクなどを準備し早い夕食をとりました。
義父さんがビールを勧めてくれたのですが体調を考え今回は遠慮させてもらいました。
ビールを断るのはごっつい珍しいことなんですけどもうすぐ110キロが待っていると思うと缶ビール一本も飲む勇気はありませんでした。(^^;
明日は深夜12時のスタートなので夕食を終えると19時には床に就きました。
が、翌日のことを考えると興奮するのか全く眠くならずいらぬ不安ばかりが脳裏に浮かび目はさえまくりでした。。。
20時、21時と時間ばかりがたち全く眠れず、それでも少しは寝ないとやばいと目を瞑る、、、
とうとう22時30分、もう今から寝たとしてもかえって寝ぼけ眼でスタートになると思いもう起きる事にしました。(こんな場合でも起きるというのだろうか・・・)
起きると高野山に詳しい義兄さんに道を聞きながらものすごく早めな朝食をとりました。
23時15分義兄さんの運転でスタート地点の和歌山城まで送ってもらいました。
到着した時はまだ2,3人がウロウロしているくらいで静かなものでスタートの横断幕だけが大会の雰囲気を出していました。


それでも10分くらい経ったころには何処からこんな人数がと思うほど集まってきました。
この大会は自分の判断でスタート時間を決めることが出来12時から4時まで1時間ごとのスタートになるのです。
ただ制限時間はどのスタートであっても15日の18時と決められていました。
わたしが選んだ12時のスタートは80人ほどがスタートするとの事でした。
こんな深夜に何処から集まってくるのかと思うほどゾロゾロとやってきました。
この80人は皆変態なんだろうなあって思いながらこれから始まる苦しいであろう道中をワクワクと想像するのでした。(^^ゞ

スタートがちかづくと主催者からの大会の説明、注意事項、コース説明などがありその後集合写真の撮影がありました。
この集合写真はもらえるのかどうか、まだ手元には届いておりません。。。
ちなみにこれらの写真は嫁or義兄の手によるものです。


午前00時ラジオの時報とともにスタートしました。
ゾロゾロと和歌山の中心街を80人の集団が走って行きます。
周りから見るととても不思議な光景らしくなんどとなく声を掛けてくる人がいました。
信号待ちで停まった若者の運転する車の窓から80人の集団へ向かって『おじさんなにしとん?』との問いかけに『高野山まで走っていくのや!』と誰かが言うと『まじぃ〜!』との返事。
信号が青になってもその若者興味があるのか歩道によりながら集団が走る速度にあわせてノロノロ運転。
『ほんとに高野山まで行くの?』と聞きなおすと、だれから『そう、高野山まで行ったらそのまま、また和歌山城まで帰ってくるんやで!』という。
『うそぉ!!!!!!』『マジーーー!!!』と大興奮。
まあ、普通はそうリアクションするわなあ。。。(^^ゞ
その若者その後もしばらく付いてきてから『頑張ってやー』とまた夜の和歌山のどこかに去っていきました。


しばらく行くと家に帰ったはずの義兄と義姉が車を止めて応援してくれていました。
その応援に答えながらひた走っていきました。

和歌山インターを目前に国道24号線から離れ県道に入ると真っ直ぐな直線がずーと続く道。
これは帰りは辛い道のりだろうなあなんて走っていると3,4人でかたまって走っている小集団の後ろに付きました。
話の内容に耳を傾けながら気分を紛らわせ付いて行く事数時間。。。
途中まだ開いていないはずのエイドに水がおいてあるのを発見、しばし休息しトイレも済ませまた再び走り出しました。
気分が参らないようになるべく集団についていこうとおもい自分のペースに合った人を見つけると付いて走るようにしていました。(^^;
約20キロ地点になるところに山道に入る前の最後となるコンビ二がありました。
そこに到着した時には驚きました。
なんと出場しているランナーが皆集結しているという感じの賑やかさでした。
駐車場はこの大会に出ているランナーでおお賑わい、弁当を食べる人やおでんを食べる人。
一息入れるランナーのエイド化していました。
わたしもコンビニの中にはいり一息入れてお買い物。(^^ゞ
パンをほおばりながらあったかいコーヒーを飲みもう一度あったかいお茶を飲み干しました。
そしてトイレを済ませいざ高野山へむけて再始動しました。
ここからはもうドンドンと山の中に入っていき民家も少なくなり明かりが全く無い闇の世界の始まりでした。
ライトをもっていっていたので明かりは得られましたがもし持ってなかったら足元も全く分からない状態になるところでした。
集団もだんだんとばらけてきて独りっきり闇の世界を走ることも多くなり、そうなると道があっているのかの不安となにか動物が出てくるのではという恐怖感で緊張感でもうどきどき状態でのランが続き、はるか前にランナーが全員つけている赤色鐙の赤いチカチカが見えたときはもう安堵感で『ホッ♪』ってなるというマラソンとは程遠い感覚で走っていました。
いや日が昇り辺りが明るくなるまではもう闇という恐怖との戦いでもありました。^^;
日が昇り辺りが明るくなってきたのは高野山までもうずいぶん近づいてきてからでした。
自動販売機がエイド代わりで自動販売機があるとそこにはランナーが数人集まっていました。
時々わたしもその中に入り一息入れたりしてパワーを充電したりしました。

だんだんと登りがきつくなり高野山までの峠の登りに差し掛かるころにはもうあたりも明るくなりました。
それとともにもう走るのが辛くて辛くて、、、
ここで無理すると帰りにひびくかもという怖さとやっぱり走らないとという気持ちが交差している時に前に歩いているランナーがいるではないですが。
そこでもう気が切れてしまいました、、、
その歩いている人の後ろにつきついていくことしばらく。。。
『歩いても走ってもこの坂道一緒やね』というその人からの話かけで会話が始まりそこから高野山ちかくまでその人と今まで出場したの大会の話などをしながら歩き続けました。
が『ちょと走ろう』というその人の言葉で再び走り出しキツイ高野山までの登り道を登りだしました。
ウルトラマラソンはこのように人との出会いがあり楽しいです。
同じ変態どうしななかまなので知らない人でも話は弾みます。
記録を目指して急ぐことをしているわけでないのでこういう同じ趣味の仲間と話す機会はとてもたのしいひと時となるんです。
でも記録を目指すとそうはならないのでしょうけどね。。。(苦笑)

高野山まで後わずかのところで嫁が義兄義姉夫婦に車に乗せてもらった車で応援にきてくれました。
その時の時間午前7時くらいだったかなあ、、、
辛い時に知っている顔が見えるととっても気分が回復します。
頑張らなければなんて思いますね。
和歌山城から高野山まで55キロ、この山道は車でも1時間近くはかかるでしょう、スタートが午前12時それからまた道中で応援してくれていたしそこから家に帰ってすぐに寝たとしても、、、、
運転する義兄もあまり寝ていないはずなのに感謝ですねえ〜♪
嫁が道中に撮影した標識だそうです。


そうこうしているとようやく高野山の大門が見えてきました。
いや〜ようやく中間点です♪
やりーーー!!!

ここで記念写真を撮ってもらいました。


で、とりあえずトイレ、、、
実は途中からもよおしここまで我慢していました。
あはは、やっぱりちり紙王子でした。^^;


でもここで折り返しでなくここから高野山の町の中を走りぬけ折り返しは『一の橋』という所までまだ2キロも走らないといけなかったのです・・・(T_T)



大門から駆け下りていくわたし。。。
じつはトイレを済ませ元気回復の状態だったりしています。(^^ゞ

高野山の町の中を走り抜ける!

折り返しの一の橋まで来ているわたし、座ってるおじさんで折り返し、ナンバーを確認しています。


折り返してしばらく走ると中間地点のエイドです。
ここではおにぎりやカップうどんなどがあり腹ごしらえなど一息入れることが出来ます。


食料を物色して一息入れる、もうお腹はぺこぺこ。。。
この時点では胃袋も疲労も無く元気でした。


さあ出発、
時間はもうもう9時近くになっていました。


ここからは登りよりも下りが多くなります
じつは登りより下りのほうが苦手なんです、、、
とりあえずあまりスピードが出ないように自粛しながらきたみちを下っていきました。
が下りばかりではありません、下ってはいるのですが中にはキツイ登りもあります。
明るくなると着た道と同じなのに風景が全く違って見えまた道があっているのか不安になりながら走っていました。
途中自動販売機で何度も水を腰につけているボトルに補給しながら走ります。
気温がドンドン上がりのどの渇きが激しくなってきました。
朝は肌寒く高野山の山頂では900メートル近く高いので冷え込んでいましたが降りてくると今度は暑くて暑くて・・・
こんな気温の変動が激しい大会もそう無いでしょうね。^^;
黒川峠という所の手前まできたとき嫁を乗せた義兄の運転する車がまた応援に来てくれていました。
聞くと高野山で観光orお参りをしてきたということでした。
自分はといえば、高野山まで来たというのにとんぼ返り、観光もしていないんだなあ、、、
なんて考えたりしていました。
またいつかお参りや観光に来ようなんて思ってたりしてね。(笑)

で、黒川峠はきつかったぁ。。。
登りもきつかったはずなんだけど下りはもうキツクテキツクテ・・・
この峠急な下り坂なのです。
おまけにくねくねと曲がりまくりでもう脚や膝に負担がかかりまくりで参りました。
このままでは後が持たないと途中下りなのに歩くことを選びました。
下りは楽、は大間違いです。
脚、特に膝がもうガクガクになり踏ん張ることができなくなります。
この辺りは本当に辛いときでした。
それからしばし直線を走り順調良く走っていると『違いますよ〜、こっちですよ〜』という声が聞こえてきました。
振り返ると一人の女性ランナーが交差点で左側を指差し『こっちこっち』といっています。
コースを間違えていたようです。
折り返してその交差点まで戻りその女性ランナーにお礼を言いながらまた再スタートをしました。
いやいややばかったです。
暗い道を走ってきてたので道なんか覚えてないんですよね。
危うく違うルートに入ってしまうところでした、その女性はこの大会には何度か出ていて以前同じところで自分も間違えたことがあったそうなのです。
ほんと教えてくれて感謝でした、こういうところも競争でない大会、みんな協力して完走を目指すというところの良いところなんでしょうね。
ほんと助けられてばかりで感謝感謝です。

それからは緩やかなくだりが続く田舎道。
途中その地域の住民であろう人に『何処まで行くのですか』ときかれ『和歌山城から高野山まで行ってきました、いまはその帰りです』というと『えぇ〜!!!』『頑張ってください!』と応援されたりしました。
やっぱりこんな事するのは普通は理解不能なんでしょうね。(苦笑)

往時に立ち寄ったコンビに辺りでもう疲れまくり脚痛くなりまくり、、、
15時に位にゴールできるだろうと嫁に言っていたのだけれどとても無理な気配・・・
一応携帯でもう15時には無理かもと連絡をいれいきと同じくそのコンビニでまた一息入れることにしました。
トイレに入りタイツをヌギヌギ、脚や腰にバンテリン塗り捲りしてコンビニを後にしました。
残り20キロ自分に言い聞かせました、110キロのうち後20キロ・・・
しばらく走ると休憩したのがよかったのかバンテリンが効いたのか再び活力が出始めました。
でもゆっくり走るのがやっとこさで気合が切れないようにして走り続けました。

平坦な道で直線。。。
県道9号線は数キロにわたって真っ直ぐに伸びています、正直気分がめいってきます・・・
もう疲れと脚の疲労で歩きたくて歩きたくて仕方ない状態でした。
前の人に付いて行くそれだけが自分ではメいっぱいって感じで走っていました。
が、その人がいきなり立ち止まり歩き始るではないですか!
いかーーーん!!!
思わずその人に『先に走ってください、道も良く分からないし貴方に付いて行くことで自分の走りを維持していました』なんてむちゃくちゃなことを口走っていました。(^^;
その人もそういわれると、って感じでまた走り出してくれて2人でゴールを目指すことになりました。
途中気がついたのですがその人はゼッケンナンバーの色が違うのです、聞くと午前2時スタートとの事。
わたしより2時間もあとにスタートして今は同じところにいる、、、≧(´▽`)≦アハハハ・・・
笑っちゃいますがそれでも自分にあった速さで完走する、それが良いんですよね!
その人もペースを上げることも無くかといってもう歩くということも無くちょうど良いペースで走り続けてくれました。
それから国道24号線に入りゴールまでもうあと少し。
途中でまた独り同じペースで走る人が出来話をしたりしながら気分を紛らわせながらゴールに向かいました。
時計は15時を少しまわっていました。
和歌山城まであと少しのところまで来たとき大会のスタッフの人がいて『ラストはお城の周りを半周してゴールしてください。」とわたしたちに告げました・・・
ゲゲゲゲ、、、
おいおいそれは酷な話ですよ、それならスタートの時にお城の周りをを半周してから行くって事にしてくれよ。
疲れた体でゴール目前でのお城の回り半周はとってもとっても辛いことなんですよお。。。
もうその人が鬼のように見えました。(爆)

和歌山城まできたとき矢印の看板がありお堀の周りをくるっと周る指示どうりそちらに向かいました。
その時一緒にいた人たちは少しずつペースを上げラストスパートに入りました。
わたしはというともうそんな余力は全く無いのでそのままのペースで走り続けるしかありませんでした。

ゴールが近づいてきます。
するとなんと子供2人と姪っこ2人とそのいとこが途中まで迎えに来てくれていました。
これは一緒にゴールしなければと子供たちに『こいこい』と手招きしながらゴールに向かいました。
ゴールの横断幕が見えてきました、もう安堵感が体の中に充満してきます。。。
子供たちもついてきているようです、そしてゴール!!!!!
もう快感です。
達成感はもう最高!!!
また自分で『わしってすごい♪』なんて感じで自分に浸ったりします。
なんてナルシストなんでしょうね。(核爆)
見ると義母や義兄、義姉そして義兄のお母さんまで来ていてくれていました。
花束をもらいかなりご満悦♪ いままで花をもらったことなんて無いんですよね、、、
いやあ、今までの大会は独りで出かけ一人でゴール、そして帰宅。
そんな感じだったので今回の大会はほんと嬉しかったですね。
距離が長いにもかかわらず応援に駆けつけてくれたりゴールも大勢で来てくれたり。
今までに無い気持ちよさがありました。
皆さん応援ありがとうでした、って感じで感謝感謝です。
で、タイムは15時間23分14秒でした。
子供たちがゾロゾロとついてきてくれてゴールです♪



ゴール後は会場でしばらく写真撮影をして参加賞のビールをもらいなどをして義兄の運転で嫁の実家まで送ってもらいました。
いやいやほんと疲れました。
でも良かった〜
楽しかった〜
やっぱウルトラマラソンはいいです、とっても気持ちがいいし最高です。
この大会は今回の20回目を持って終了することが決まっているようで来年以降は開催されることは無いということです。
その最後の大会に参加させてもらったというのはほんと良かったです。
人と競うって事でなく皆とゴールする、そんな大会♪
とっても楽しかったです、ありがとうでした〜♪




で、そのあとは昨日から我慢をしていたビール三昧で嫁の実家で楽しい夕食をいただきました。
もちろん帰りは嫁の運転で帰宅いたしました!








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